2019.3.10(日)曇り夕方から小雨
1年前の総会で中途半端に終わったテーマがあったため、今回傍聴したいと思い会の承認を得てオブザーバーとして参加した。
くすぶるテーマには議論を深めることが大切。そして一般会員の目線で現実や変化する環境への対処について客観的にしっかり周知を怠らないことが重要だと思う。関係が深い執行部関係者と一般会員との溝やズレは大きいと思っている。
この溝を埋めてゆく具体的行動を工程表にする必要を感じた。そして適切と思われる手順を踏み、1年後の2年に一度開催される定期総会の議題に取り上げ賛否の決議を行う必要を感じた。過去50年の歴史を否定することなく、関係解消ではない新しい関係(一例:加盟団体から友好団体、賛助団体に移行)を築くのに躊躇はないと思う。過去からの関係も理解は必要だが、これからの時代を担う世代が客観的にみてどう考えるか。そちらの方のウェートが高まっていることの理解が重要な時期となっている。
広い視点からこれからの活動、それもあれもこれもではなく、限りある予算を見据え、検討の広がりを求めたいと思っている。
行動しないとくすぶるだけで定期大会も変化なく終わるだろう。問題が先送りされるだけだと思う。改革はこれだけではない。いずれにしても改革には大きなエネルギーを伴う。そういう時期にあるという認識が必要だと思っている。
質疑のなかで団体立ち上げから尽力された現副会長さんからは、「苦労して長年協力してここまでやって来た。行政に対しても声を大きくして要望することができる。そうやってきた。」と1年前の総会と変わらぬ発言があった。
以下は質問の一部
・新スポ神奈川の加盟費一人当たり90円(年間1080円)という金額はどのように使われているのか。内訳を明らかにしてほしい。
・全国連盟130円、県連270円にプラスしてこの団体加盟費90円を各会が、いわば一括して上納している。この90円に対するベネフィットとメリットの評価は果たしてどうなのか。
・新理事の若い女性からは、事情はよく理解していない。一般会員目線の周知が不足しているのではないだろうか。
このお金の使い方、けちるのかという発言は無理解も甚だしい。多くの一般会員さんの支持を得られると考えているだろうか。これらの質問の趣旨は、周知と透明性を求めていると考えるべきではないだろうか。
納得の高いものであれば加盟費負担は構わない。値上げさえいとわない。
半世紀の時の流れがズレを生んでいるのではないだろうか。
シャンシャンとしない監査報告は、監査の方の意志が伝わってきた。これからの改革は以下の2行をどれだけ重く受け止めているかにかかっていると思った。核心のキーワードは「革新」だと思った。
①各部の執行率が下がった結果、黒字になっているのが気になります。
②来期以降での健全化が期待されます。〇〇印
(参考 前年度の監査コメント) 赤字に関しては、何らかの縮小の方策が望まれます。 〇〇印
一方で時代から取り残されないためにも監査のあり方も見直す時期に来ているとも思えた。
もう一つの素朴な疑問
兵庫県連2000、大阪府連1300、神奈川県連630、NPOみろく山の会(神奈川)700。これは大雑把な組織人員数。これは何を意味するのであろうか。
さらに疑問
新スポーツ連盟のパンフをHPのなかで見つけた。
組織しているスポーツ12部門のなかに登山は入っていなかった。しかし組織人員は登山関係者が30%超の円グラフの掲載があった。勤労者山岳連盟は賛助団体と記載されていた。賛助団体を含めた組織人員であろうと思う。
現時点での全国における各地山岳関係連盟の位置づけ。資金提供の有無。その変遷などを会員目線に立ち明らかにする必要があると思う。実態を明らかにして周知するべきであろう。県連ニュースで様々な意見を掲載してもいいだろう。くすぶっているこの問題をもうこれ以上先送りをしてはならないと思っている。
大阪府連は先々の会員数減の予測を踏まえ、固定費削減を目的に昨年7月に府連事務所を移転した。神奈川県連でも有力会(Yハイク)の脱退が見込まれている。一部の受け皿もあるとは思うが。
今回、オブザーバーには考えてもみなかった発言を促されて、発言の機会を得た。適役の議長団の進行で、良い雰囲気のうちに終了予定時刻を過ぎながらも、県連定期理事会が進み終了した。
オブザーバー参加して考えたこと
①関係解消ということではなく、傘下団体としてではなく、友好団体(賛助団体)へ移行すること。テーマによって提携、協力してゆく。短絡的に賛成反対ということよりも取り巻く環境をしっかり論議して、現状認識・課題認識を多くの所属会(員)で共有することが適切に対処できる方策だと思う。
②この先県連の懸念される健全財務運営にどう取り組むか。監査の提言をしっかり受け止め、来期方針に示す必要がある。
③くすぶる新スポ加盟問題に正面から取り組む必要がある。いままではそうは思えない。多くの会員の理解を得ているだろうか。しっかり周知したうえで論議を深める必要あり。
私たち山岳愛好者にとって、私たちの山岳関係団体は、協同のものとして必須の存在だと思っている。停滞することなく前進してほしいと願っている。リードは多くのサポートがあってこそ成り立つ。
帰路、WMさんに誘われ中華店に立ち寄った。ここの餃子は焼きすぎずジュウシーでなかなか美味しかった。
毎年この時期に相模大野駅、ステーションスクウェアの空間に設置される。今年の桜の開花は早いという。
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